今回は偉大なラッパーランキングTOP10をご紹介していきます。この記事を最後まで読めばHIPHOPの歴史を知ってもっと深く楽しめるので、ぜひ読んでください。
偉大なラッパーランキングTOP10

第1位:2Pac

2PacはHIPHOPという文化を通して、社会に対する感情をぶつけてもいいことを証明してくれた偉大なラッパーです。怒り・悲しみ・孤独・優しさなど2Pacが抱えていた感情をすべてそのままビートに乗せていました。
しかも、感情をぶつけるだけじゃなくて人種差別や貧困など社会問題に対して問いかけ続けながら、当時のHIPHOPシーンの先頭に立っていました。1995年に2Pacが発表したアルバム「Me Against the World」では収監中に発表したという異例の中でも、ビルボードチャートで1位を記録して、発売から1年ほどで500万枚を超えるなど大ヒットも生み出しています。
また、ソロのHIPHOPアーティストとして、はじめて「Rock&Roll Hall of Fame」入りを果たしていてHIPHOPの歴史を確実に変えました。
社会に対しての怒りと自分自身の苦しさをうまく掛け合わせてHIPHOP文化そのものに強いメッセージ性を生み出した!
第2位:JAY-Z

JAY-ZはHIPHOPの役割や規模感を大きく広げた偉大なラッパーです。ラップの実力はもちろんあったJAY-Zですが、偉大なラッパーとして評価されるいちばんの理由はHIPHOPを事業としてビジネスに昇華させた点です。
1996年にリリースした「Reasonable Doubt」はストリートの過酷な現実を知的なリリックで広げたアルバムとして今も語り継がれています。さらに、そこから2017年の「4:44」でも全米14作目の1位を記録していて、20年以上も最前線でHIPHOPを支え続けるまさに偉大なラッパーです。
HIPHOPの成功をただの自慢ではなくて、その背景にある現実や培った経験をリアルに語って、文化として深みをつくった!
第3位:Rakim

Rakimはラップの技術を大きく進化させた偉大なラッパーです。今では主流になっている1文の中で細かく韻を刻んでいくやり方や落ち着いた発声方法で余白をつくりながらバースを蹴っていくラップのやり方はRakimがつくったと言っても過言ではありません。
2PacやJAY-ZがHIPHOP文化全体の土台をつくった第一人者だとしたら、RakimはHIPHOP文化の中のラップの土台をつくったラッパー!
特に1987年代あたりのRakimは、今と比べると語尾で韻を踏んでいくシンプルなやり方が主流だった中で、言葉の途中に音を複雑に重ねて何層もリズムをつくる方法を広げました。
1フレーズ全てを楽器のように扱った!
第4位:Nas

Nasはラップの流れを大きく変えた偉大なラッパーです。当時のHIPHOPシーンはストリートの現実を語る流れが主流になっていましたが、Nasはストリートの閉鎖されたような空気感や這い上がることで掴める夢などを一本の映画のように細かく美しく表現しました。
特に1994年にリリースされた代表作の「IIImatic」はQueensBridgeの景色や暮らしが目に浮かんでくるようなリリックで構成した10曲が収録されており、当時20歳だったNasがリリースしたとは思えないようなレベルの高さで注目を集めました。
さらに2020年にはIIImaticがLibrary of CongressのNational Recording Registryにも選ばれました。この賞は文化的・歴史的に重要な録音作品として残す価値がある作品のみに贈られる賞でかなりすごいです。
リリックに立体感を生み出す情景を細かく表現するという発想が天才!
第5位:Kendrick Larmar

Kendrick Larmarは2010年代以降のHIPHOPシーンでメッセージ性の強さを取り戻した偉大なラッパーです。Kendrick Larmarは聴き心地や流行のメロディに特化した売れるための曲ではなく、アルバム全体のテーマやメッセージ性を重要視しながら、しっかり結果を出してきました。
特に2016年のGRAMMYでは11部門ノミネートを果たして5部門も受賞するという功績を収めています。さらに2017年のDAMN.はクラシックやジャズが選ばれることが主流の「Pulitzer Prize for Music」をHIPHOPで受賞したことで注目を集めました。
DAMN.でピューリッツァー賞を受賞したことでHIPHOP全体の評価そのものを一段上に引き上げた!
第6位:The Notorious B.I.G

The Notorious B.I.Gは若くして亡くなりましたが、HIPHOP文化に強い影響を与えた偉大なラッパーです。1994年にリリースした「Ready to Die」と1997年にリリースした「Life After Death」の2つが活動期間中に制作した楽曲で大きな注目を集めていましたが、24歳という若さでThe Notorious B.I.Gは亡くなりました。
The Notorious B.I.Gはゆったりしたフロウが特徴的で一つ一つのリリックがしっかり重く耳に響いてきます。高速で韻を踏んで魅せるラップもかっこいいですが、The Notorious B.I.Gのように余白をあえてつくって、言葉を置いていくのも魅力的です。
短期間でHIPHOP全体に影響を残した偉大すぎるラッパー!
第7位:Lil Wayne

Lil Wayneは現代主流となっているラップスタイルを確立した偉大なラッパーです。今のラップといえばアルバム以外にミックステープ・客演・SNSの活用などさまざまな話題の作り方がありますが、その先駆けとして黎明期を支えていたのがLil Wayneです。
2008年にリリースした「The Carter lll」はリリース初週から100万超えの大ヒットを記録していて、2009年のGRAMMYではBest Rap Albumを受賞しました。
しかし、Lil Wayneのすごいところはミックステープや客演を最大限に活用して、どこを聞いてもLil Wayneがいると言っても過言ではない状態を戦略的につくりだしたところです。
圧倒的な存在感でHIPHOPシーンを支配した!
第8位:Andre 3000

Andre 3000はHIPHOPの表現の自由度を広げた偉大なラッパーです。ラップはこうあるべきという固定観念を破壊して、ファンクやソウルを混ぜたスタイルや奇抜なファッションなど個性を前面に押し出していい空気感をつくっていきました。
2003年にリリースした「Speakerboxxx/The Love Below」は2004年のGRAMMYでAlbum of the YearとBest Rap Albumを受賞しています。このGRAMMYではラップの枠組みを超えた音楽全体の中で評価されており、HIPHOP全体の規模を拡大したラッパーの証明になっています。
個性を抑え込まない自由なHIPHOP文化をつくった功績は大きい!
第9位:Eminem

Eminemはラップ文化を全世界レベルで広げた偉大なラッパーです。さらに楽曲を制作してリリースしていくラップスタイルのほかに1対1で韻を踏み合いながらビートに乗って戦うラップバトルを広げたラッパーでもあります。
自分自身の暗い感情や家庭環境を包み隠さずリリックに書いて、それを非常に高いレベルで全世界に発信したことでEminemは注目を集めます。
特にその功績は凄まじく、Rock&Roll Hall of Fameでは2000年代のベストセラーアーティストを受賞、GRAMMYを15回受賞、ビルボードチャート200では10作品連続初登場1位を記録するなど数字でみても偉大なラッパーと言わざるをえません。
また、Eminem自身が主演として出演した映画「8 Mile」では劇中歌の「Lose Yourself」は現在も大人気の楽曲としてたくさんの人に聴かれ続けています。
Eminemは日本国内でもかなりの知名度で、ラップを広めたという点だけで言えば最高峰のラッパー!
第10位:Lauryn Hill

Lauryn Hillはラップと歌をうまく繋げた偉大なラッパーです。ラッパーが歌ってもいいという空気感を確立したのはLauryn Hillで感情の表現やメロディーやメッセージ性などを1つの作品に綺麗にまとめています。
特に1998年にリリースした「The Miseducation of Lauryn Hill」は1999年のGRAMMYでHIPHOP作品初となるAlbum of the Yearを受賞しました。さらに2021年にはRIAAダイヤモンド認定も受けています。
Lauryn Hillはラッパーが歌うことや社会に対して個人的な感情をリリックに書くことや女性ラッパーの地位を確立してきました。
ラップと歌をつなげた影響は間違いなく現代まで続いている!
まとめ:偉大なラッパー達の熱い想いが現在まで語り継がれて文化を成長させてくれている!

今回は偉大なラッパーランキングTOP10をご紹介しました。ご紹介した偉大なラッパーはもちろん、それ以外にも数えきれないラッパー達によってHIPHOP文化は土台を固めて現在まで成長し続けています。
気になったラッパーがもしいれば、ぜひ想いの詰まった楽曲を聴いて当時の空気感を味わってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!